2024年08月22日更新
中国 合同結婚式 少子化

【1万人規模の合同結婚式】え、マジ!?中国で1万人同時結婚!?少子化対策?1万人同時結婚ってヤバすぎ

中国政府は、深刻化する少子高齢化問題への対策として、9月に1万人規模の合同結婚式を開催することを発表しました。結婚促進を目的としたこのイベントは、経済低迷や価値観の変化で結婚や出産をためらう若者にとって効果があるのでしょうか?

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中国、1万人合同結婚式開催!少子化対策に効果はあるのか?

中国政府は、深刻化する少子高齢化問題への対策として、9月に1万人規模の合同結婚式を開催することを発表しました。国営通信新華社が報じたところによると、政府や女性団体などが共同で、5千組のカップルを集め、北京を主会場にオンラインで各地の会場と繋ぐ形で結婚式を行う予定です。

この合同結婚式は、習近平指導部が婚姻件数の減少と少子高齢化の加速に危機感を募らせていることを背景に、国を挙げて結婚を促進するための取り組みの一環として企画されました。中国民政省によると、2023年の婚姻件数は768万組と、13年の1346万組と比べて半分程度にまで減少しており、24年1~6月にはさらに前年同期比49万8千組の減少となっています。

習指導部は2016年に「一人っ子政策」を廃止しましたが、総人口は22年末に61年ぶりに減少に転じ、出生数の増加に向け対策を強化しています。習国家主席は「若者の恋愛や結婚、出産、家族観への指導を強化する」よう指示しており、合同結婚式はその一環として位置付けられます。

合同結婚式では、新郎側が支払う「彩礼」と呼ばれる結納金の高騰が社会問題となっていることから、簡素な挙式をアピールすることで、若者の結婚へのハードルを下げる効果も期待されています。しかし、経済低迷や価値観の多様化によって、若者の結婚や出産意欲が低下している現状では、合同結婚式がどれほどの効果を発揮するのかは不透明です。

中国政府は、合同結婚式以外にも、結婚促進のための様々な政策を打ち出していますが、少子高齢化問題は容易に解決できる問題ではありません。今後の動向に注目が必要です。
中国政府が1万人規模の合同結婚式を開催するというニュースは、世界中から注目を集めました。少子高齢化対策として、結婚を促進する意図は理解できますが、合同結婚式が効果的な手段と言えるのか疑問が残ります。

経済的な不安や価値観の多様化など、若者の結婚や出産をためらう要因は複合的で、政府主導のイベントだけで解決できる問題ではありません。むしろ、結婚や出産に対して強制的な雰囲気を作り出すことで、逆効果になる可能性も懸念されます。

少子化問題の解決には、個人の選択を尊重し、経済的な不安や社会的な制度の整備など、根本的な対策が必要だと感じます。合同結婚式は、話題性はあるものの、真の解決策にはならないのではないでしょうか。

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まとめ作者